◆フライフィッシング
あれこれ
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ウエットフライフィッシング。ここでは自分の私感を書いてみたい。
イブニングやモーニングの釣りで、最高にエキサイティングな釣りができる。
我が地元、鬼怒川本流は果敢に攻めるアングラー達でハイシーズンには空いているポイントを探すのが大変なくらいのにぎわいをみせている。
ウエットフライフィッシングはラインが水面との接触によって作り出すテンションによってフッキングさせる釣り方をしなければならない。ドライフライやニンフフィッシングのようにフライそのものを目でみて、食いついた瞬間にあわせたり、マーカーなどの動きを見てあわせることは通常しないものだ。 |
ましてやある程度川幅のある本流ならば、通常フライはダウン&アクロスで川をカバーするように釣り下って、そのポイント全部を探る。そのため通常”あわせ”をしないでターンしてくるフライラインのテンションにてフッキングさせているため、自分は完全に魚がフッキングするまで、当たりがあろうとも待ち続ける。それからは魚の大きさをみきわめながら、ファイト、ランディングすればいい。しかし、これがなかなか慣れないと難しい。どうしても当たりの瞬間に手が反射的に動いてしまうアングラーが多い。アトランティックサーモンフィッシングやスティールヘッドフィッシングではこうした反射的に手が動いてしまうアングラーを”He
is a trout angler"といってこそこそ話でバカにされる。サーモンフィッシングではやってはだめなことの一つだ。つまり、ダウン&アクロスで釣るウエットフライフィッシングも同じことである、と私は思っている。反射的に手が動いた状態で仮にフッキングしたとしても、フッキング状態が良くないからバレが多発するのである。それに気づいていないアングラーは意外に多い。
この流れで行うフッキングのテンションを保つためにウエットフライ用のロッドも開発されている。
流れるラインテンションをいかに取るか、これが最大の課題であり、日々のウエットフィッシングの実践で身に着けていくものだ。いくら頭で考えてもフィールドで実践しない限り、机上の理論に過ぎなくなる。
でかいヤマメ、イワナ、レインボーなどウエットフライで釣ることこそ、面白いと思う。あくまでも私感である。大物を目指す方々、若くて体力、気力が充実している年齢のころこそ、本流をめざしていただきたい。
そこには他の釣り方ではなかなか釣れない大物が待っている。 |
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